知らんけど

Yeah! めっちゃホリディ

私が見た1月22日

いつだってジャニーズを、ジャニーズが好きな女の子達の輪を、外側から遠巻きに見ていた。

教室でMyojoを開いて見せてくれたあの子、自室の壁一面にKAT-TUNのポスターを貼っていたあの子、「すばるに会いに行くねん」とリズリサのワンピースを新調していたあの子、スクールバッグにポスカでHey!Say!JUMPのメンバーの名前を羅列していたあの子。

楽しそうなみんながちょっとだけ羨ましくて、それでも自分には縁のない世界だと常に一歩引いた場所からその様子を眺めていた。

ジャニーズはいつだって「私ではない他の誰かの好きなもの」だった。

 

しかし人生何が起こるか分からないもので、去年の夏の衝撃的な出会いでもって晴れて私もジャニーズの世界に足を踏み入れたわけだけど、あの「輪の内側」に入ったことで日々新鮮な楽しさを味わうとともに常に思うことがある。

それは、「ジャニーズ、やっぱすげえ」ということ。

 

 

遅れましたがSnow Manさん、SixTONESさんデビューおめでとうございます。

 

1月22日私は梅田の街を大した目的もなくぶらぶら歩いていたのだけど、いつもの見慣れた風景とはほんの少しだけ様子が違った。

梅田という街全部がSnow ManSixTONESのデビューを祝福しているようで、街も人もなんだか浮き足立って見えた。

 

だって、まずただ歩いているだけで壁に貼られた特大サイズの広告に何度も遭遇する。あの日一日で #ライバルがいるって最高だ を何回見たか。

そしてその広告の前には漏れなく人だかりができていて、みんな何枚も写真を撮っていた。ある人は好きなメンバーの隣で、ある人は買ったばかりのCDを持ちながら、ある人はアクリルスタンドを掲げながら(「ツイッターでよく見るやつ!」とテンション上がった)。

そして広告を通り過ぎてから向かった紀伊国屋では、入り口の一番目立つところに2組が表紙を飾る雑誌が「本日デビュー!」というポップとともに並べられていた。

難波に移動してから寄ったタワレコも同じで、エレベーターのドアが開いた瞬間ババンッ!と目に飛び込んできたのはやっぱり彼らのCD売り場だった。棚の周りにはスタッフの方の愛を感じるポップとデビュー記念の配布物が「お一人様につき一枚」の言葉とともに並んでいる。

 

いつもYouTubeで楽しませていただいているのと、Mステでのパフォーマンスが素敵だったので記念にD.D.を一枚買おうと棚に近づいたが残念ながら完売していた。無念…と涙を飲むのと同時に、ていうか完売ってすごいな!???とただただ驚くばかりだった。

私と同じエレベーターに乗ってきた女の子もどうやら彼らのCD目当てだったようで、完売と分かるや否やそそくさとエレベーターに逆戻りして行った。

 

この日一日のことを振り返ると、ああジャニーズでデビューするってこういうことなんだ、となんだか色んなことがストンと胸に落ちてくる。みんな嬉しそうだった。みんな笑顔だった。1月22日はきっといろんな人たちの夢が叶った日だった。

 

今まで朝のワイドショーで知るだけだった新しいグループのデビュー。数ある芸能ニュースの話題のひとつでしかなかったもの。

けれど今は、美 少年のデビューも絶対絶対この目で見たいという強い思いを持って、私は輪の内側から見ている。

ジャニーズを好きになって初めて目撃したデビューは、私に鮮烈な印象を残していった。

 

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